2017-09-05

# AETスーパーバイザーだったDavidさんの雇い止め事件

2017年9月4日、高槻AET問題関連の新しい裁判が始まりました。

2004年からAETスーパーバイザーとして、高槻市の英語教育全般に渡って力を注いできたDavidさんは、2014年11月に突然教育委員会から雇い止め通告を受け、2015年3月末に10年以上慣れ親しんだ高槻市の英語教育から追われました。
この雇い止めについて、大阪府労働委員会は2017年6月、この雇い止めは不当であるとして、高槻市に対して謝罪命令を出しました。
ですが高槻市は、この謝罪命令も拒んで2017年7月、再び大阪府を大阪地方裁判所に訴えました。
そして9月4日に裁判が始まったのです。
第二回公判である10月16日には関係者全部の主張が出揃いますので、それをまとめてご紹介します。そうすると、比較・検討が容易にできるからです。
その時に確認できると思いますが、既に高槻市から提出されている訴状をお読みになると多くの方はきっと驚かれると思います。「ウソだらけ」だからです。とても市民の税金によって成り立っている公的団体が出したものとは思えないシロモノです。

しばらくお待ちください。
「どうしてもその訴状だけでも」と要望の方はご連絡ください。

# 「卒業式事件」の判決は10月4日

2015年3月の高槻市立阿武山小学校と高槻市立土室小学校の卒業式から、それぞれの学校でAETとして勤務していたMarianneさんとBrettさんが卒業式への出席を教育委員会から禁止された事件について、大阪府労働委員会は2016年10月、「卒業式への出席拒否は不当」として、高槻市に謝罪命令を出しました。
しかし高槻市はこの命令の受け入れを拒み、その取り消しを求めて同年11月大阪府を大阪地方裁判所に訴えました。
この事件の判決が、10月4日に言い渡されます。
卒業式への出席拒否がいかにひどい行為だったのかは裁判の中でも明らかになったと思われますので、高槻市の敗訴の可能性は濃厚だとみられます。
ですが高槻市は、「今度は大阪高等裁判所だ」と言い出しかねません。
「無理は結局通らない」ことを事実で示すには、市民の声が不可欠です。
判決にご注目ください。傍聴希望の方はご連絡ください。

# 編集室から

AETに関する問題は、高槻市が大阪府労働委員会の二度の謝罪命令をいずれも拒み、命令の取り消しを求めて大阪府を裁判で訴えたために、二つの裁判が現在大阪地方裁判所で進行中です。
時間がかかっても、エネルギーが必要でも、「正しくないことは正しくない」のです。
「まともなAETプログラムの再開」は「まともな市政」の一部です。
みなさんが関心と支援を継続されることを願います。